こんにちは。まっぴよです。
愛鳥さんとの生活、いかがお過ごしでしょうか。
飼っている鳥さんの体調が悪くても、様子を見るだけでいいのか、すぐに病院へ連れて行かなければならないのかは、難しいところです。
鳥さんが吐いた場合はどうでしょうか?病院へ行ったほうがいいのでしょうか?
一刻を争うので、結論からいいます。
男の子の発情を除いて、すぐに病院へ 行ってください!!
その前に、まず保温してください!! 今すぐに!です。
保温する温度は30℃ぐらいがいいでしょう。脱水症状にも気をつけてください!
さて、鳥さんが吐いてしまうのには、下記の病気が考えられます。
そのう炎
わかりやすい他の症状としては、
- 下痢(おしりが汚れている。)
- 水をよく飲む。
- しょっちゅう、あくびをする。
があります。
原因として、思い当たることはないでしょうか?
- 欲しがるからといって人間の食べ物をあげていませんか?
- もう成鳥になっているのに、いつまでも、挿餌をやってませんか?
- ヒナの場合は、挿餌を作り置きしていませんか?(雑菌が入りやすくなってしまいます。)
この病気は、食べたものを消化できずに炎症をおこしてしまうのが原因です。
冷蔵庫などに入れておいたものをあげると、鳥さんには冷たすぎて、消化できないことがあるようです。
そして、そのうに未消化分が残ると、炎症を起こしてしまいます。
また、熱すぎてもやけどのため、炎症を起こしてしまいます。
できるだけ、常温にもどしてあげましょう。
*実際にそのう炎である確率はかなり低いです。(病院で診断されても、です。)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
メガバクテリア症
わかりやすい他の症状としては、
- 未消化便 (食べた餌が、うんちにそのまま混ざっている。)
です。
この病気の怖いところは、2歳ごろに発症すると慢性化することです。
せっかく治っていても、換羽期などで体力が落ちたときに、ぶり返してしまうことが多いです。
それに、うんちの検査をしても見つからない場合があり、手遅れになることも多いのです。
そして、吐血している場合は、覚悟が必要です・・・
胃炎
わかりやすい他の症状としては、
- 吐く
- 体重が減っている(食べない)
です。
消化しにくいものを食べていると、体調によっては胃炎になってしまうこともあります。ご注意ください。
こちらの記事もどうぞ。
グリッドインパクション
わかりやすい他の症状としては、
- 絶食便(濃い緑、下痢状、少量)
- 羽をふくらませている
です。
ここで、気になることがあります。
- ミネラルをとるために、塩土をあたえていませんか?
塩土をたくさん食べすぎてしまうと、胃の中に土や砂がたまってしまい、病気を引き起こしてしまうのです。
同じミネラルをとるのであれば、牡蠣の殻などから作られたボレー粉を与えるほうがいいかもしれません。(ボレー粉は消化しにくいので、砕いてください。)
サンドパーチ(紙やすりのような砂がついている止まり木)を使っている方はご注意ください!
鳥さんが、止まり木をかじって、剥がれた砂をのみこんでしまうと、この病気になることがあります。
金属中毒
わかりやすい他の症状としては、
- うんちが緑色
- とまり木からおちる
があります。
こんなことはありませんか?
- 金属でできているケージが鳥専用のものではない。
- 金属類(特にメッキされたもの)のおもちゃで遊ぶことが多い。
鳥専用のケージやおもちゃは、鳥さんがかじっても問題がない金属で作られています。
しかし、身のまわりの金属のほとんどは鳥さんには有害です。特にはがれたメッキなどを飲み込んだりすると、大変なことになります。
放鳥中は、よく注意しましょう。
熱中症(脱水症状)
わかりやすい他の症状としては、
- ぐったりしている
- 大きく口を開けている。
- 羽を浮かせている。
があります。
いずれも、暑いときにするしぐさなので、気が付きにくいかもしれません。
しかし、飼育環境によっては知らないうちに、脱水症状を起こしている可能性があります。
確認してみてください。大丈夫ですか?
- 留守中に室内の温度が高くなっている。(夏、クーラーをつけないなど)
- 暑い日に外に一緒にお散歩へ行っている。(直射日光が当たっていませんか?)
- 日光浴の時間が長すぎる。(思ったより、暑かったりします。)
- 保温の温度設定が高すぎる。(冬は注意です。)
こちらの記事もご覧ください。
他の症状がみられない場合は?
肝臓に負担がかかっているのかもしれません。
発情期と換羽期に多い症状なので、自然に治る場合もあります。
ほかには、食べすぎが考えられます。
さいごに
いかがだったでしょうか。
原因がどうであれ、「吐く」というのは普通のことではありません。
元気そうにしていても、不安があれば、すぐに病院へ連れて行ってあげてください。
ご訪問ありがとうございました。