こんにちは、まっぴよです。
愛鳥さんとの生活、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、鳥さん(♀)の発情中に、間違えやすいことをまとめました。
*セキセイインコのお話しです。
まず、ひとつめは、
体重は、急には減少しない
ということです。
発情抑制させるための最も有効な手段といえば、食事制限です。
意図的にごはんの量を減らして、本能に危機感を与えるわけですから、のんきに発情している場合ではありません。
食事制限させようと考えている時には、愛鳥さんの体重も上がり続けていることが多いと思います。
そこで、食事制限を開始したものの・・・
全然体重が減らないということはありませんか。
それどころか、増えていたりします。
まっぴよも何度も経験したことです。
正直、焦ります。
そうすると、もっと、ごはんの量を減らした方がいいのか?と不安になってきます。
答えは、NOです。
絶対に、いけません。
必要な栄養が、じゅうぶんに取れなくなってしまう可能性が出てきます。
では、なぜ、体重が減らないのでしょうか?
重いのはタマゴではなく、卵管
だからです。
非常に勘違いしやすいと思うのですが、発情中に愛鳥さんの体重が増えているのは、食べすぎやタマゴが原因というわけではありません。
卵管が大きくなっているからです。
卵管が元の大きさに戻れば、体重も落ちてきます。
それこそ、ウソのようにストンッと体重が落ちます。
逆に、卵管の大きさが元にもどらない限りは、食事制限をしたからといって、体重は落ちません。
もし、卵管が大きくなっている状態なのに、体重が減ってきたとすると、栄養不足なのかもしれません。
卵管がどれぐらいの大きさになっているかは、見ただけではわかりません。
そのため、体重が減ったからといって喜ぶのは危険です。
最後に、間違えやすいのは、
カルシウムの取り過ぎはダメ
ということです。
非発情の時期においては、カルシウムのとりすぎは、胃炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。
しかし、発情中は、タマゴづくりのためにカルシウムが必要になるといわれています。
カルシウムが不足していると、しっかりとした殻をつくることができません。
そうすると、軟卵になってしまい、タマゴつまりを起こす原因になってしまいます。
タマゴつまりは、絶対に予防したいトラブルです。
そのため、「とにかく、カルシウムを!」と思って、バンバンあたえがちです。
しかし、この時期、カルシウムは食べれば食べるほど、鳥さんの骨髄骨(こつずいこつ)にくっついてしまいます。(骨髄骨とは、繁殖期のメスだけにある特殊な骨です。)
その結果、高カルシウム血症などの症状をひきおこしてしまいます。
なんでも、適量に。ということでしょうか。
それが、一番難しいんですけどね。
さいごに
今もですが、ぴよの発情抑制には何度も失敗しています。
産卵してしまうことはもちろんですが、体調を崩してしまっては元も子もありません。
今回は、勘違いしやすいことをまとめましたので、ご参考になれば嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました。